
次男の川崎病のこと<前編>
今年は小児に多い原因不明の病気、川崎病を生涯かけて研究してきてくれた、川崎富作先生の生誕100年。
いつか朝ドラで川崎先生の生涯をお願いいたします!
3月半ばに、40度の熱を出した生後9ヶ月の息子。
他の家族の誰も体調を崩しておらず、感染症の様相ではありません。
これは突発性発疹がきたかなと、冷静に考えていました。
突発性発疹にしては機嫌が悪いな、と、一日中おんぶに抱っこ。
夜もゆっくり眠ることはできない様子で、私も寝不足になりながら夜中も抱っこしていました。
小児科では全ての検査で陰性で、発熱のみだったので、先生には突発性発疹かもしれませんねと言われました。
私もそう思います!と言って解熱剤だけもらいました。
しかし翌日、高熱は下がらないまま発疹が出てきました。直前までおんぶしていた時にすごく汗をかいていたので、あせもがこんなに早くできちゃったかなぁと思っていましたが、3時間後には発疹はみるみる広がり、BCGの跡が赤くなり、これはもしかしてと思い、すぐに診療時間終了間際の小児科に駆け込みました。
川崎病の疑いが強いです。今すぐに紹介状を書くので、高崎の総合病院にこの足で行ってくださいと言われました。
私の母がつけてくれていた私の幼少期の育児日記の中に川崎病かもしれないと言う文面がありました。母曰く、川崎病疑いで心配をしていたことがあったそうです。そのおかげで、私は随分川崎病については心づもりができていたので、冷静に急いで病院に向かうことができました。
川崎病がなんたるかは割愛しますが、とにかく大事なのは治療が早く開始されることであり、いかに早く熱を下げられるかが予後に影響すると言うことを知っていたので、病院に駆け込みました。
それからすぐに検査をしていただき、川崎病に間違いないと判断してもらい、すぐに免疫グロブリン製剤、そして血液検査の結果が思わしくなくステロイドの点滴も始まりました。
特に目の充血や唇が赤くなったり、舌が腫れたりは他の病気にはあまりない大きな特徴であるということです。
免疫グロブリン製剤は、1割位の子には効かないそうです。どうか効いてくれと願いながら落ち着かない夜を過ごしました。幸いにも熱は夜中の12時には下がって一安心しました。
それからは再燃をしないように経過を見るとともに、ステロイドの点滴が2週間にわたって続きます。授乳中なので、私が付き添いしなくてはなりません。再燃をすると冠動脈瘤が発生して後遺症が残る恐れがあるので、一見元気になってもなかなか退院することはできません。
長く長く感じました。
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